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2024年05月19日
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ちょっと何か書きたかったので。
2014年01月28日
書き始めると癖になります。
仕事が嫌で嫌でたまりません。
それでも、一歩ずつ進むしか無いのです。
締め切りは目の前に迫っていて、クリアするには絶望的に状況は悪いのです。
でも、なんとかなるのだと思ってます。
一歩一歩進んでいけば、時間は緩やかに流れ、気が付けば締め切りは過ぎ、とても無理だと思っていたこともなんとかクリアできているものなのだと…
時間が立ちさえすれば大概の事は解決するものなのだと…
それもまた、切ない話です。
何か書きたいので書いてみました。
~追記~
昨夜寝ぼけながら書いていたので、今朝「あれ、私そういえば昨夜恥ずかしい物さらさなかったか?」と我に返りました。
すみませんm(__)m
でも、もう何人かに目撃されたので、消すのももったいないや、と、ちょっと日本語変なところを直して置いておきます。
病気だから仕方がない、のです。
鈴虫の声、の直前の話。別にそれほど意味は無いw
仕事が嫌で嫌でたまりません。
それでも、一歩ずつ進むしか無いのです。
締め切りは目の前に迫っていて、クリアするには絶望的に状況は悪いのです。
でも、なんとかなるのだと思ってます。
一歩一歩進んでいけば、時間は緩やかに流れ、気が付けば締め切りは過ぎ、とても無理だと思っていたこともなんとかクリアできているものなのだと…
時間が立ちさえすれば大概の事は解決するものなのだと…
それもまた、切ない話です。
何か書きたいので書いてみました。
~追記~
昨夜寝ぼけながら書いていたので、今朝「あれ、私そういえば昨夜恥ずかしい物さらさなかったか?」と我に返りました。
すみませんm(__)m
でも、もう何人かに目撃されたので、消すのももったいないや、と、ちょっと日本語変なところを直して置いておきます。
病気だから仕方がない、のです。
鈴虫の声、の直前の話。別にそれほど意味は無いw
「得体の知れない不快感は、得てして癖になるから始末に終えない」
ぽろん、ぽろん、と遠くでピアノの音が聞こえてきた。
それが不快で、ミナコは読んでいた本を閉じた。
何処にでもあるファッション雑誌だ。
目を通していただけで、頭の中には何も残っていない。
若い女の子向けの雑誌で、こんな服は自分には似合わないと、なんとなく絶望していた。
だがそれより気に入らないのは、あのピアノの音だ。
「うるさいのよ」
彼女は口を開いてそう言ったが、それはなんだか今の気持ちとは違う気がする。
うるさいと云うほど、頻繁に音がするわけでもなければ、音量もまた控え目で、取り立てて文句を云うほどではなかった。
だが、その音が彼女の不快感を煽っているのは確かなのだ。
何故?
当然の疑問が彼女の心に湧いてくる。
ぽろん、ぽろん
何かのメロディーを奏でている訳ではない。
誰かが、意味もなく鍵盤を叩いている。
そっと、用心深く、遠慮がちに一音づつ。
どうせなら、もっと、騒音と呼べる程の音を出してくれていたら、彼女はきっとその音の主の部屋に押しかけて文句の一つも言えただろう。
ぽろん、ぽろん…
だがその音は、ゆっくりと重たく微かに聞こえてくるだけだ。
文句をいう筋合いもない。
「急な坂道を踏みしめ、ゆっくりと疲れ果てて歩いている音」
彼女には、どうやらソレはそういう風に聞こえているのだ。
それは、とある知人を思い出させたのだ。
だから、不快なのだろう、と、ミナコは思う。
どうして、あの人はそうなのだろう…それが彼女にはわからない。
重たい身体を引きずって、辛い坂道を歩むくらいなら、いっその事・・・
いっその事?
彼女は自問した。
人は誰しも歳をとる。歳を取れば必然身体は重くなるものだ。
どんなに押し隠そうとも、生きるということの疲れは彼女の眼前に黒々とした巨体を晒し、彼女の進路を塞いでいる。
それは仕方の無いことなのだと納得はしている。
ならばせめて、歩む道筋を変えればいい。
険しい道を歩むことなどないのだ。
もっと平坦で緩やかな道を歩めば、少しは楽に生きられるだろうに…
ぽろん、
それでも、ダメなのだと重々しくピアノの音が云う。
私が私であるかぎり、違う生き方を選択することはないだろう。
そう言った知人を思い出す。
その言葉に自分は随分と苛立ったものだ、と彼女は回想する。
自分とその知人は別な人間で、そうであるかぎり選ぶ道もまた違う。
それでいい。
自分は自分…相手は相手なのだから。
ミナコの苛立ちはミナコのものだ。
彼女は閉じた雑誌を開いた。
どこまで読んでいたのかも記憶に定かではない。
それでも、いい。どこから読んだって、同じなのだから。
ぽろん、
ピアノの音は、一音響いて、それきり聞こえて来ない。
それでいい、これで心静かに此処にいられる。
そう思いながら、またピアノの音が聞こえて来ないかしら、とも思っていた。
しかし、待てど暮らせど、聞こえてこない。
ミナコは、ふと、彼女をいらだたせる、その知人に会いたいと考えた。
再び本を閉じ、ゆったりとかけていたソファーから、性急に立ち上がる。
退屈と絶望しか与えてくれない雑誌は、ソファーの上に放り投げた。
いそいそと出かける準備をすませ、部屋のドアを開けたとき、またピアノの音が、ひとつ。
最後に聞いたその音は、部屋を出る彼女の足音と重なって随分と重く耳に届いたが、むしろ自分はソレを待ち望んでいたのかもしれない、と、彼女に思わせた。
「今日こそ決着をつけてやる」
彼女はそう嘯いて、笑顔で部屋を後にした。
終わり
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